超高齢社会の日本での高齢者の歯と健康についての調査から興味深い結果がでてます。
歯と身体的健康状態
施設入居の高齢者での6年間の追跡調査では以下の結果となったそうです。
20本以上の歯を持つものが身体障害の発生率は13.6%。
歯が1本もなく、しかも入れ歯の使用をしていない人は、身体障害の発生率は69.6%でした。
つまり、歯が多くの残っている人は身体的傷害の発生率が低くなります。
歯と痴呆
施設入居の高齢者での6年間後の追跡調査では以下の結果となったそうです。
歯が20本以上残っていた方は、痴呆の発現は13.2%でした。
歯が1本もなく、入れ歯のない方は、痴呆の発現は44.2%でした。
歯が1~19本あり、入れ歯のない方は、痴呆の発現は40.0%でした。
上記のことは統計的な差を言うことはできなかったとのことです。
Kondoの研究では、歯を半数以上ない方は、アルツハイマー病のリスクが高いことを統計で示しています。
このことから、歯を大切にしていくことがどれほど大事な事か、わかって頂けたと思います。
羽曳野市・古市駅の加藤歯科
2010年2月13日 PM 06:05
歯科
高齢者の歯と健康。