羽曳野市の加藤歯科です。
今回は『味覚障害について』です。
「最近味が分かりにくいので見て欲しい」と当院に来られる方も多いです。
この味覚障害とはどんなものなのでしょうか?
食事の際に、いつもと同じ食べ物なのに、何か味が変だと思ったり、突然味を感じなくなったりしたことはないでしょうか。
その原因には、味覚異常という症状の場合があります。味覚障害は食生活の変化や高齢化で増える傾向にあります。
味覚は化学感覚の1つで、一般に、酸味、塩味、甘味、苦味の4種類があります(旨味も独立した味覚とする説もあります)。ほ乳類では、舌(ぜつ)に存在する味蕾(みらい)の中の味細胞が、水に溶けた呈味化学物質(味のある物質)の情報を受け取り、それが鼓索神経や舌咽神経、迷走神経などの味覚神経を介して脳に伝わり、味覚として認識されます。
さらに私たちの舌では、それらの4種類の味を感じる場所が異なり、それらの味覚を司る部分の神経支配がある程度決まっていることが知られています。舌は、食べ物や、飲み物の味を分析するセンサーの役割を果たしているのです。
そのため、舌が受け取った食べ物の味の情報を、脳がどんな種類の味かと判断する一連の流れの途中で何らかの障害が生じると、脳への情報の伝わり方が変わって、味を変に感じてしまうことがあります。これが、味覚異常です。
次回はもっと詳細をお伝えします。
羽曳野市・古市駅の加藤歯科
2010年3月6日 AM 10:01
歯科
味覚障害について。 Vol.1