今日は口内炎とがん治療との関係についてお話したいと思います。
口内炎は、がん患者が抗がん剤や放射線治療を受けているときに頻繁に起こる副作用の一つです。
普通の口内炎と違って、口の中の広い範囲が赤く腫れ、痛みも強いため、食事はもちろん会話も辛くなるがん患者さんもいます。
ただ単に痛いというだけではなく、話せない・食事できないストレスは患者さんにとってとても大きいものです。
国立がん研究センター中央病院によると、抗がん剤治療を受ける患者の4割、骨髄移植治療のため大量に強い抗がん剤を投与される患者の8割が口内炎を発症とのことです。
また、米テキサス大MDアンダーソンがんセンターによると、口内炎のひどい人は口内炎がない人に比べ、抗がん剤の減量を余儀なくされ、治療が予定通りに進められないケースが増えるとも言われています。
このような、がん治療に伴う口内炎ではレーザーやステロイド系の軟膏、必要であればマウスピースを装着することで少しでも改善できることがあるので主治医先生に一度ご相談して頂だければと思います。
羽曳野市・古市駅の加藤歯科
2011年1月13日 PM 12:32
歯科
口内炎とがん治療。