羽曳野市の加藤歯科です。
レーザー治療の話の続きです。
当院では体に優しいCO2レーザーをつかっています。
これは、組織の深部までエネルギーが到達しないため正常な組織を守ることができるのです。
CO2 レーザーは遠赤外線領域10600nmの波長を持ち、水によく吸収されるため瞬間的に熱に変わります。
光線をレンズで集光すると焦点部は1000℃以上にもなり、照射された軟組織は瞬間的に煙を上げて蒸気になります。
この反応を応用して組織の切開、切除、蒸散が可能となります。
また、歯牙のエナメル質の主成分であるアパタイトに表層で吸収され熱に変わり、その表面をガラス状に白色化させます。適量照射により知覚過敏に有効で、照射方法により歯質の耐酸性を高め、う蝕予防、初期う蝕の進行停止にも効果があります。
つまり出力が大きめなので応用範囲が広く、
1.腫瘍の切除
2.軟組織の蒸散、止血、切開
3.メラニン色素の除去
4.軟組織疾患の鎮痛、消炎
5.う蝕部の蒸散、殺菌、消毒
6.象牙質知覚過敏症の誘発痛の緩和等に使用しています。
麻酔効果もあり、痛みを伴わない歯科治療にまた一歩近づいたといえます。
羽曳野市・古市駅の加藤歯科医院
2010年3月29日 PM 12:35
歯科
レーザー治療について。Vol.2