こんにちは、羽曳野市の加藤歯科です。
先に言っておきますが、今日は子供が対象の話ですよ!。
大人はあまり関係がありません。あしからず・・・・(笑)
キングス・カレッジ・ロンドンのChris Hammond博士と、ロッテルダムのErasmus MCのCaroline Klaver博士らが近視(近眼)にかかわる遺伝子コードを解くことに成功し、近い将来、子どもに投与することで近視の進行を防ぐ薬(点眼薬や飲み薬など)の開発につながると期待されていることが明らかになりました。
近視の兆候は、多くの場合子どものうちに現れます。
原因のうち個人差もありますが、特にひどい近視の人々では、80%が遺伝的要因によるものと言われています。
近視になりつつある子どもでは眼球の成長遺伝子がうまく働いていないため、眼球が「育ちすぎて」しまっているようなので、子供の時期で眼球の成長をコントロールできれば、近視の進行を防ぐことができると考えられるようです。
Hammond博士は「点眼薬や錠剤などでブロックすることができる経路を見つけ、脳の発達や身体のほかの過程をさまたげずに眼球の育ちすぎを止めることができれば・・・」と伝えています。
つまり、眼球がすでに成長しきってしまっている大人の近視に対してはあまり効果が無いのです。残念!・・・・。
余談ですが、環境的因子で有効なのは、外の自然光の中で過ごす時間が長く、遠くの物を見る機会を多くすることが大事とのことです。
近視は世界で最も多い眼疾患ですから、将来的にメガネやコンタクトから開放される子供達が増えたらいいですね!。
羽曳野市・古市駅の加藤歯科
2010年9月14日 PM 12:44
日常
「近視(近眼)」を予防できる原因遺伝子を特定。