インプラント治療の流れは?相談・埋入手術の手順から二次手術、歯が入るまで

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インプラント治療の流れは?

インプラントを勧められても、手術が何回あるのか、歯がない期間はどのくらいなのか、いつから普通に噛めるようになるのかが分からないままでは、決めようがないと思います。先にお伝えすると、羽曳野の加藤総合歯科・矯正歯科(以下、当院)のインプラント治療では、相談と検査、検査の結果をもとにした治療計画の説明を経て、治療を希望された方だけが手術の準備に進みます。インプラントの手術は、埋める手術だけで済む方法と、あとで頭を出す手術を加える方法があるため、基本の流れでは、1回か2回です。手術のあとは、インプラントと骨が結びつくのを待ってから人工の歯をねじで固定し、ここで普通に噛めるようになります。最後にねじの穴を埋めて治療が終わります。骨と結びつくまで待つ期間の目安は、すぐ下の囲みのとおりです。人工の歯が入って噛めるようになるまでは、これに歯ぐきが治る期間や人工の歯を作る期間が加わります。

院の実際の数字

羽曳野院では、インプラントを骨に埋めてから、骨としっかり結びつくまで待つ期間の目安を、下あごで2か月、上あごで3か月としています(院の基準)。骨の量や全身の状態、使っている薬によっては、これより長くかかることがあります。

この記事は、当院のコラムで2回に分けてお伝えしてきた「手術までの流れ」と「手術から完成までの流れ」を1本にまとめ、いまの院の案内と基準に合わせて書き直したものです。ここで紹介するのは基本的な流れで、お口の状態によっては順番や回数が変わります。

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インプラント治療は、どんな流れで進みますか?

インプラントの流れは、大きく分けると次の6つの段階です。下の図解にも、同じ流れをまとめました。

  • 相談と精密検査
  • 治療計画の説明
  • 手術の前にお口を整える
  • インプラントを埋める手術
  • 骨と結びつくのを待つ
  • 人工の歯を付けてメンテナンスへ

インプラント治療は、どんな流れで進みますか?

手術は、インプラントを埋める一次手術のほかに、方法によっては、インプラントの頭を歯ぐきの上に出す二次手術があります。それぞれの段階で何をするのかを、順に説明します。

最初の相談では、何をしますか?

まず、お口の中を見て、インプラントが必要な状態かどうかを確かめます。インプラントが必要と考えられる場合も、ブリッジや入れ歯など、ほかの治療法もあわせて説明し、できるだけご希望に沿えるよう相談しながら進めます。ブリッジとの違いは、インプラントとブリッジの違いの記事で比べています。

インプラントを希望される場合は、お口の状態によって必要な本数や費用が大きく変わるため、精密検査に進みます。その準備として歯型をとり、CTを撮るときに使う検査用のマウスピースを作ります。

日本口腔インプラント学会も、どの治療法にも利点と欠点があるため、歯科医師の説明をよく聞き、分からない点は遠慮せずに質問するよう勧めています。手術を受けるかどうかは、検査の結果と治療計画の説明を聞いてから決めていただきます。

インプラントの前の検査では、何を調べますか?

精密検査では、CTと血液検査を行います。

CTは、あごの骨を立体的に見るための検査です。歯型から作ったマウスピースを付けて撮影し、インプラントの太さや、どの位置にどの深さで埋めるか、あごの骨の中を通る神経や、上あごの骨の中にある空洞(上顎洞)との位置関係を確かめます。当院では、CTの画像から口の中を立体的なモデルにして、治療の計画を立てます。

血液検査では、血糖値など、インプラントの手術にかかわる体の状態を調べます。飲んでいる薬や治療中の病気、これまでに受けた手術は、この段階で伝えてください。検査の結果が出るまでには、数週間お待ちいただきます。

検査の結果は、どのように説明されますか?

検査の結果がそろったら、カウンセリングルームで、インプラントを使った治療の計画をご説明します。このとき、埋めるインプラントの本数と費用、骨を増やす処置などの追加の処置が必要かどうか、おおよその治療期間をお伝えします。

お口の状態によっては、複数の計画を立てられることがあります。その場合は、それぞれの利点と欠点を説明したうえで、どの計画にするかを選んでいただきます。仕事や介護などで通院できる時期が限られる方は、この段階で伝えてください。

インプラント治療の準備として、手術の前に何をしますか?

カウンセリングを受けて治療を希望された方は、手術に向けて、お口の中のお掃除を始めます。歯石が付いていれば取り除き、歯石がない場合も、お口の中の細菌を減らす目的でお掃除をします。当院では、手術の前日にも、お口の中をきれいにしておくための処置を行います。

インプラントは、毎日の歯みがきがとても大切な治療です。この期間に、歯科衛生士が歯みがきの仕方をお伝えします。インプラントについて聞いておきたいことがあれば、そのときにも尋ねてください。

日本口腔インプラント学会は、歯周病や虫歯の治療が必要な所があれば、インプラントの治療を始める前に治療を終えておく必要があるとしています。また、歯周病がある人やたばこを吸う人は、治療後のインプラントの残存率(寿命)が低いことが知られているとして、歯周病の治療を先に行うことや、減煙・禁煙をしてから治療を受けることを勧めています。

インプラント埋入手術(一次手術)は、どんな手順で行いますか?

インプラントオペの前には、手術室(オペ室)に滅菌した不織布を敷き、その上に滅菌した器具を並べて準備します。お口の中に触れる器具や手袋だけでなく、周りの机の上やライトの取っ手まで滅菌した状態にして、手術を始めます。

手術は局所麻酔で行います。学会が説明している一般的な手順では、歯ぐきを切り開いてあごの骨を出し、ドリルで注意深く骨に穴を開けてインプラントを埋め、しっかり埋まったことを確かめてから、歯ぐきを戻して縫い合わせます。あごの骨に埋める部分は、インプラント体(フィクスチャー)と呼ばれます。当院の案内では、条件が合う場合は、歯ぐきを切らずに行う方法もとれます。

このとき、インプラントの頭を歯ぐきの外に出しておく方法(1回法)と、歯ぐきで完全に覆っておく方法(2回法)があります。どちらになるかは、あごの骨の厚みなどを診て決めます。

手術の当日からの食事や歯みがき、腫れや痛みへの対処は、インプラント手術後の過ごし方の記事にまとめています。

手術のあとは、いつ通院しますか?

インプラント一次手術の翌日に、傷の様子の確認と洗浄に来ていただきます。その後の消毒の回数は、手術の内容や傷の大きさによって変わります。

当院では、抜糸は手術から約1週間後です。歯ぐきを切らずに行った場合など、糸を使わないこともあります。痛み止めを飲んでも効かない、出血が続くなど気になることがあれば、次の予約を待たずに連絡してください。

インプラントの埋め込み後、骨と結びつくまでどのくらい待ちますか?

インプラント埋入後、抜糸のころには、傷口はある程度ふさがっています。ただ、その下の骨が治るまでには、もっと時間がかかります。この間は経過を見ながら、インプラントと骨がしっかり結びつくのを待ちます。インプラントで噛んでも大丈夫になるまでは、骨の治りを待つ必要があるからです。

当院では、骨と結びつくまで待つ期間の目安を、下あごで2か月、上あごで3か月としています(記事の初めの囲みに書いた院の基準です)。骨の量や全身の状態、使っている薬によっては、これより長くかかることがあります。日本口腔インプラント学会も、この期間はインプラントを埋めた所の骨の状態や、使ったインプラントによって異なるとしています。骨が足りずに骨を再生する処置が必要な場合は、当院の案内では、さらに1〜3か月ほどかかります。

歯がない間の見た目や食事が気になる方は、カウンセリングのときに相談してください。インプラントを埋めた直後に仮の歯を付ける方法もありますが、行えるかどうかはお口の状態によって異なります。

二次手術(インプラントの頭出し)では、何をしますか?

一次手術でインプラントを歯ぐきで覆った場合(2回法)は、骨と結びついたあとに、インプラントの頭を歯ぐきの上に出す二次手術を行います。麻酔をして、ふさがった歯ぐきに小さな穴を開け、インプラントにキャップを取り付けます。

それまで歯ぐきの中に埋まっていて見えなかったインプラントは、キャップの部分だけが歯ぐきの外に出た状態になります。このキャップは歯ぐきの形を整えるための部品で、歯のように食事を噛むことはできません。歯ぐきがキャップの形に合わせて治るまで、数週間待ちます。

1回法では、一次手術のときにインプラントの頭を歯ぐきの外に出しておくため、二次手術はありません。

人工の歯(上部構造)は、どうやって作りますか?

インプラントは、あごの骨に埋める部分(インプラント体)、その上に付ける部品(アバットメント)、人工の歯(上部構造)の3つが組み合わさる仕組みです。

骨と結びつき、歯ぐきが整ったら、歯型をとって人工の歯を作ります。色や形は、一人ひとりの歯に合わせて作ります。当院では、歯型はできるだけスキャナーで読み取っています。ケースによっては、従来の型取りのほうが合うこともあります。

人工の歯の付け方と、噛めるようになる時期は?

できあがった人工の歯は、歯ぐきの中のインプラントにねじで固定します。ここで、インプラントが歯として噛めるようになります。

人工の歯には、ねじを締めるための小さな穴(アクセスホール)があります。経過を見ている間は、調整のために人工の歯を外すことがあるため、この穴は仮のふたで閉じて過ごしていただきます。その間も、食事で噛むことは問題なくできます。数週間の経過観察のあと、ねじの穴を固い材料でふさぐ穴埋めをして、インプラント治療は完了です。

治療が終わったあとは、どのくらいの間隔で通院しますか?

当院では、治療が終わったあとも、半年から1年ごとの定期検診で、インプラントの状態や清掃の具合、噛み合わせを確かめています。

インプラントは骨とはしっかり結びつきますが、歯ぐきとの結びつきは自分の歯より弱く、細菌に感染しやすい面があります。インプラントの周りに炎症が起きるインプラント周囲炎は、放っておくとインプラントが抜けてしまうこともあります。人工の歯が欠けたり、人工の歯をとめているねじがゆるんだりすることもあります。こうした問題を防ぎ、起きたときに早く対処するために、毎日の歯みがきと定期的なメンテナンスが欠かせません。いつもと違うと感じたときは、定期検診の日を待たずに連絡してください。

インプラント治療の費用・期間・通院回数・リスクは?

インプラント治療は、公的医療保険が適用されない自由診療です。必要な処置と総額は、検査・診断のあとにご説明します。費用と追加処置の料金は、インプラントの費用の記事で説明しています。

期間は、骨と結びつくまで待つ期間(記事の初めの囲み)に、骨を増やす処置が必要な場合の期間、2回法では二次手術のあとに歯ぐきが治るまでの数週間、人工の歯を作って付け、経過を見る期間が加わります。全体のおおよその期間は、検査のあとのカウンセリングでお伝えします。

簡単なケースの通院回数は、初診を含めて6〜10回前後が目安です。この回数には、消毒などの簡単な処置を含んでいません。

手術には、術後の痛み・腫れ・出血のほか、血管や神経の損傷による出血やしびれ、骨の穿孔、上あごの奥歯の付近では上顎洞の穿孔や炎症などのリスクがあります。治療後も、インプラント周囲炎、インプラントの脱落、部品や被せ物の破損が起こることがあります。

羽曳野院でインプラントの相談をするには?

加藤総合歯科・矯正歯科(羽曳野本院)は、大阪府羽曳野市白鳥2-16-34にあり、近鉄古市駅から徒歩3分です。電話は072-957-2686です。インターネットからはWEB初診予約をご利用ください。予約のときに「インプラントの治療の流れについて相談したい」と伝えてください。治療の考え方は、当院のインプラント治療のご案内でもご覧いただけます。

流れの出典:2023年に理事長が書いた当院のコラム2本(この記事の前の版と、「手術までの流れ」の記事)と、当院のインプラント治療案内(CTによる計画・手術前日の処置・抜糸の時期・歯ぐきを切らない方法・骨を再生する場合の期間・通院回数・定期検診・リスク。2026年10月13日確認)。一般的な手順・インプラントの仕組み・治療前の歯周病の治療と喫煙・治療後に起こりうる問題:日本口腔インプラント学会の「相談から治療の流れ」・「よくある質問」。

  • 監修: 加藤 直之(歯科医師/医療法人えみは会 理事長)|最終確認日: 2026-10-15

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この記事の監修

加藤 直之

大阪の羽曳野市にある加藤総合歯科・矯正歯科、加藤です。 当院は、歯医者さんの「痛い・怖い・行きたくない」というイメージをなくし、患者様が悩みを相談できてリラックスした状態で治療ができるそんな医院を目指し運営しております。

資格・所属

NPO法人日本歯科予防協会理事/ISOI インプラント認定医/ドライマウス認定医/日本ドライマウス学会会員/日本抗加齢医学会会員/医療情報技師認定証/ITIインプラント認定/AQBインプラント認定/ザイブインプラント認定/POIインプラント認定/インプラント学会 所属ブローネマルクインプラント認定/SARGONインプラント認定/審美歯科学会認証