「次は一緒に行こう」――今日、ご家族に言ってみませんか

カテゴリー:

診察を終えて、少し口の中がすっきりした帰り道。ふと、家で待つご家族の顔が浮かぶことはありませんか。「そういえば、あの人はもう何年も歯医者に行っていない」。気にはなっても、ご家族の歯のことは、なかなか本人に切り出しにくいものです。

でも、お口の健康は、痛くなってからでは遅いことがあります。厚生労働省の8020運動は、80歳で自分の歯を20本以上残すことを目標にしています。歯が多く残っている高齢者ほど、健康でいられる期間が長く、介護が必要な期間が短いという研究があります。実際、8020を達成した男性の約91%が、80歳以上になっても自立して元気に過ごしていたという追跡調査も報告されています。だからこそ国は、子どものころから生涯にわたる予防の大切さを掲げています。予防は、続けてはじめて力になります。

続けるコツは、意外と単純です。「一人で続ける」より「家族で続ける」ほうが、無理がありません。お子さんのむし歯予防では、毎日の仕上げみがきに加えて、保護者ご自身がお口を大切にする姿勢が大切だとされています。親御さんが通う姿は、そのままお子さんへのお手本になります。働き盛りの世代では、自覚のないまま進む歯周病が、糖尿病と互いに影響し合うこともわかっています。妊娠中の方には、体調の落ち着く安定期を目安とした歯科健診がすすめられています。世代によってリスクは違っても、声をかける相手は、いつもとなりにいます。

むずかしい説明は要りません。今夜、こう言ってみてください。「次は一緒に行こう。予約、取っておくよ」。

そして次にご予約の際は、受付・お電話・公式LINEのいずれかで、こうお伝えください。「家族の分も、一緒に予約できますか」。ご家族そろってでも、まずはお一人からでもかまいません。同じ日にお取りすれば、次回もまた一緒に通えます。一人の一本ではなく、ご家族みんなの一生の歯を、そして健康寿命を、私たちと一緒に守らせてください。

(加藤総合歯科・矯正歯科)

引用元 — 【厚生労働省】8020運動と生涯にわたる予防/子どもの仕上げみがき・保護者の関わり/歯周病と糖尿病の双方向性/妊娠期の歯科健診 【研究・調査】歯の数と健康寿命・要介護期間の関連=東北大学ほかの研究(Journal of Dental Research, 2017)/8020達成者の追跡=愛知県歯科医師会委託・8020達成者追跡調査(男性達成者の約8割が85歳でも良好)。

この記事を書いた人

加藤 直之

大阪の羽曳野市にある加藤総合歯科・矯正歯科、加藤です。 当院は、歯医者さんの「痛い・怖い・行きたくない」というイメージをなくし、患者様が悩みを相談できてリラックスした状態で治療ができるそんな医院を目指し運営しております。

資格・所属

NPO法人日本歯科予防協会理事/ISOI インプラント認定医/ドライマウス認定医/日本ドライマウス学会会員/日本抗加齢歯学会会員/医療情報技師認定証/ITIインプラント認定/AQBインプラント認定/ザイブインプラント認定/POIインプラント認定/インプラント学会 所属ブローネマルクインプラント認定/SARGONインプラント認定/審美歯科学会認証