【ホワイトニング】自宅で行うホームホワイトニングって、具体的にはどんなもの？
こんにちは！
大阪府羽曳野市 医療法人えみは会 加藤総合歯科・矯正歯科
理事長 加藤直之です。
前回歯が黄色く見えてしまう原因や理由についてお話しました。
今回からは、歯を白くするホワイトニングについてひとつひとつ解説したいと思います。
この記事では、ホームホワイトニングについてスポットを当ててお話します。
ホームホワイトニングとは
患者様の好きなときにご自宅で行うことができるホワイトニングです。
始めに歯科医院で歯型を採り、それをもとにホワイトニング用のマウスピースを作成します。できあがってきたマウスピースの内面に、お渡しするホワイトニングジェルを入れて口腔内に装着して使用します。ホワイトニングジェルが歯の表面に密着し、かつマウスピースで覆っていることで唾液に流されずに長時間歯面に滞在します。
ホワイトニング効果が高まる工夫
マウスピースの内面、歯の表面に触れる部分には「液溜め」と呼ばれる小さな空間が確保されています。この液溜めのサイズは米粒よりも更に小さく、歯1本に対して１つずつ付与されています。パっと見ただけでは分かりませんが、マウスピースの表面は液溜めがあることでぽこぽことしたでこぼこがあります。
この液溜めがあることで、マウスピースを装着した時にホワイトニングジェルがマウスピースの外にはみ出すことなく液溜めに溜まり、少量のジェルでより効率的にホワイトニングを行う事ができます。
ホームホワイトニングのメカニズム
ホワイトニングジェルの主成分は過酸化尿素です。
ジェルが歯面に触れて浸透することで、歯の2層目にある象牙質の色素に対して化学反応を起こします。この化学反応によって象牙質が黄ばんで見える原因となる色素を分解し、漂白効果が発生することで歯が白く見えるようになります。
オフィスホワイトニングで使用する過酸化水素と比べると、尿素が配合されている分脱色にまつわる成分は低濃度に抑えられていますが、そのおかげで歯科医師や歯科衛生士から説明を受けるだけでご自宅でも安全にホワイトニングが行えます。濃度が低い分1回のホワイトニング効果は低いので、毎日コツコツ繰り返しマウスピースを使用したホワイトニングが必要になります。ホワイトニング効果が低いと聞くとデメリットのように聞こえますが、その分しみるなどの副産物的な症状が少なく抑えられるため、メリットでもあります。
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今回はホームホワイトニングの基礎的な部分をお話しました。
次回の記事では、加藤総合歯科・矯正歯科でホームホワイトニングを行うまでの流れについて詳しくお話したいと思います。
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