歯がしみるのはなぜ?知覚過敏と虫歯の見分け方・受診の目安

※本記事中の「」内は、実在の患者さんの発言ではなく、一般的な例として記載したものです。
冷たいものが歯にしみます。これは知覚過敏ですか?
知覚過敏の可能性はありますが、しみるという症状だけで決めることはできません。虫歯がないのに冷たいものや歯みがきで歯がしみる場合に知覚過敏が考えられる、というのが一般的な考え方です。ただし同じ「しみる」でも別の原因が隠れていることがあります。
加藤総合歯科・矯正歯科(大阪・羽曳野)の「レーザー治療」のページでも、「虫歯がないのに冷たいものや歯磨きで歯がしみる場合、知覚過敏が考えられます」とご案内しています。ここで大切なのは「虫歯がないのに」という条件です。虫歯があるかどうか、詰め物のすき間ができていないか、歯にひびが入っていないかは、外から見ただけでは分かりません。しみる症状が出たときは、原因を決めつけずに、まず何が起きているのかを確かめることをおすすめします。
知覚過敏と虫歯は、自分で見分けられますか?
自分で見分けることはできません。しみ方の違いはある程度の目安になりますが、目安であって診断ではありません。確かめるには、歯科医院での診察と、必要に応じたレントゲンなどの検査が必要になります。
一般的には、次のような目安が知られています。ただしどれも例外があり、当てはまらない方もいらっしゃいます。
- 冷たいもので一瞬だけしみて、すぐにおさまる ── 知覚過敏でよくみられる感じ方です
- 冷たいものだけでなく熱いものでもしみる、しみたあとの痛みがしばらく続く ── 歯の内部にまで刺激が届いている可能性があります
- 何もしていないのにズキズキする、夜に痛みで目が覚める ── 早めの受診をおすすめします
しみる症状の背景には、知覚過敏のほかに、虫歯、歯の欠けやひび、詰め物や被せ物のすき間、歯ぐきが下がって歯の根が出てきたこと、歯を強くかみしめる癖など、いくつもの原因が考えられます。原因によって対応が変わるため、「知覚過敏だろう」と決めて様子を見続けると、必要な処置が遅れることがあります。虫歯を放置した場合に起きることは、別の記事「虫歯を放置するとどうなる?痛くなくなった歯に起きていること」で詳しくご説明しています。
どうして歯がしみるようになるのですか?
歯の表面をおおうエナメル質の内側には象牙質があり、この象牙質が露出すると、外からの刺激が神経に伝わりやすくなると考えられています。露出する理由はひとつではありません。
主に次のような背景が挙げられます。いずれも個人差があり、複数が重なっていることもあります。
- 歯ぐきが下がって、歯の根の部分が出てくる ── 加藤総合歯科・矯正歯科(大阪・羽曳野)のよくある質問でも、「中高年を過ぎると、歯ぐきがやせて、歯の根の部分(歯根)が見えてきて、歯が長くなったように見える」とご案内しています。同じページには「歯と歯茎の境目を強くストロークすることは歯肉の退縮に繋がるので要注意です」との記載もあります
- 強すぎるブラッシング ── よくある質問では「歯磨き粉をたくさんつけて強くゴシゴシ磨くと、歯や歯ぐきが傷つくことがありますので、少なめにつけて磨きましょう」とご案内しています
- 研磨のしすぎ ── よくある質問には「歯のブラッシングやクリーニング時に根に対して研磨粒子を過剰に使用すれば知覚過敏を引き起こす恐れがあります」との記載があります
- 酸性の飲食物のとりかた、歯を強くかみしめる癖、歯の欠けやひび ── これらが関係している場合もあります
用語としての「知覚過敏」の解説は、コラムの「歯科用語集 「知覚過敏」 について」でも取り上げています。
歯みがきのときだけしみます。磨き方が悪いのでしょうか?
磨き方が関係していることはありますが、それだけとは限りません。まず力を抜いて磨く方法に切り替えてみて、それでも続くようなら一度ご相談ください。
加藤総合歯科・矯正歯科(大阪・羽曳野)のよくある質問では、歯ブラシの持ち方について「鉛筆持ち(ペン持ち)にして歯ブラシの一番お尻の部分を軽く持ちましょう」、動かし方について「ゴシゴシこすらずに、歯ブラシを細かく振動させるように動かします」とご案内しています。また、歯ぐきに炎症がある場合については「歯肉に炎症があり、赤く腫れている場合は、初め比較的柔らかい歯ブラシを用い、病気が改善したら普通の硬さの歯ブラシに変えるとよいでしょう」との記載があります。
強く磨けば汚れが落ちるというものではありません。力を入れすぎると、歯ぐきが下がったり歯の表面が削れたりして、かえってしみる原因になることがあります。
しみるとき、自分でできることはありますか?

受診までの間にできることはあります。ただし、いずれも原因を取り除くものではなく、症状をやわらげる目的のものです。
- 歯ブラシは軽い力で、細かく動かして磨いてください。歯と歯ぐきの境目を強くこするのは避けてください
- 歯みがき剤はつけすぎないようにしてください。研磨剤の多いものを繰り返し使うのは控えめにしてください
- 知覚過敏用の歯みがき剤を使う方法もあります。合うかどうかには個人差があり、使ってすぐに変化が出るとは限りません
- しみるからといってその部分だけ磨かないでいると、汚れがたまって別のトラブルにつながることがあります。やさしくでも磨き続けてください
- 冷たい飲みものや酸味の強い飲みものを口に含んだままにしない、といった工夫が役立つことがあります
なお、これらを試しても改善しない場合や、しみ方が強くなっていく場合は、セルフケアで様子を見続けずに歯科医院にご相談ください。
しばらく様子を見ても大丈夫ですか?受診の目安はありますか?
数日で和らぐこともありますが、次のような場合は早めの受診をおすすめします。しみる症状が続くこと自体が、確かめたほうがよいサインです。
早めのご相談をおすすめする目安
- 2週間以上しみる症状が続いている、または強くなってきた
- 熱いものでもしみるようになった
- しみたあとの痛みが、しばらく引かない
- 特定の歯だけが明らかにしみる、そこを噛むと痛い
- 歯ぐきが腫れている、出血する
その日のうちのご相談をおすすめする目安
- 何もしていなくてもズキズキと痛む
- 痛みで眠れない、仕事にならない
- 顔やあごが腫れてきた
加藤総合歯科・矯正歯科(大阪・羽曳野)は、緊急の症状がある方へのご案内のページで「歯や歯ぐきの強い痛みで眠れない・仕事にならない」を、まず電話でご相談いただきたい症状の例として挙げています。急患枠を設けており、「ご来院の前に、必ずお電話でお問い合わせください。症状とご来院可能な時間をうかがい、当日のご案内が可能かどうかをお伝えします」とご案内しています(電話 072-957-2686)。
なお、同じページには「予約なしでの当日のご来院は、可能な限りお避けいただいています」「当日は基本的に応急処置のみとなります。当日にはお受けできない処置がかなりあります」との記載もあります。また、受付時間外(平日は17:00以降および翌朝9:00まで、土曜は13:00以降、日曜・祝日・年末年始)に強い症状が出た場合は、お住まいの地域の休日・夜間の歯科救急窓口をご利用いただくようご案内しています。
歯科医院では、しみる歯にどんな検査や治療をしますか?
まず原因を確かめる検査から始まります。そのうえで、原因に応じた処置を、説明を受けてから選ぶ流れになります。
加藤総合歯科・矯正歯科(大阪・羽曳野)のよくある質問には、「とりあえず今の現状の相談だけしたいのですが、それでもいいですか?」という設問があり、「まず最初に現状をチェックさせて頂き、患者様とじっくりお話をし、希望内容、希望する治療回数、希望する治療期間など、できるだけご要望にそった治療計画をたてていきます」とご案内しています。しみる症状についても、いきなり削るのではなく、何が起きているかを確かめるところから始まります。
処置の選択肢は原因によって変わります。しみ止めの薬剤を塗る方法、削れた部分を材料で埋める方法、レーザーを用いる方法などが一般的に知られています。レーザーについては、加藤総合歯科・矯正歯科(大阪・羽曳野)の「レーザー治療」のページで、しみる症状に対してレーザーを用いる方法があることをご案内しています。また同じページには「レーザー治療を始める前に、専任歯科衛生士とのお話をもとに再度担当医師から症状と治療についてご説明します。使う薬品・削るか削らないか・おおよその治療回数・保険の適用についてなど、患者様が気になることはすべて解消できるようにご説明します」との記載があります。
治療にかかる回数については、よくある質問に「これは虫歯の状態や歯周病、根の病巣があるかないかなどによって変わってきます」とあります。しみる症状も、背景にあるものによって必要な処置が変わります。
しみる治療に保険は使えますか?
多くの場合、保険診療の範囲で対応できます。ただし、材料や治療方法によっては保険が適用されず、自費診療となる場合があります。
加藤総合歯科・矯正歯科(大阪・羽曳野)の「自由診療と保険診療の違い」のページでは、保険内治療メニューとして「虫歯治療」「予防歯科」「レーザー治療」「歯周病予防」「白い詰め物」などが挙げられています。レーザーについては「レーザー治療は保険内診療です」「保険適用内での治療が可能ですので、お気軽にレーザー治療についてご相談下さいませ」とご案内しています。
同じページには「※症状・治療により、保険外(自由診療)のみの ご提案となる場合がございます。」との記載もあります。どちらになるかは症状と選ぶ治療方法によって変わりますので、治療の内容と費用の見通しは、検査結果の説明を受ける際にご確認ください。なお、よくある質問には「保険診療は、国が定めた治療体系(保険点数)ですべて行われますので、全国どこの保険診療機関で治療を行っても、同じ治療であれば同じ治療費となります」との説明もあります。
急な痛みで来院された場合については、緊急の症状がある方へのご案内のページに「応急処置は保険診療で行います。保険証(マイナ保険証)をお持ちください。症状によっては、保険が適用されない処置をご提案する場合があります。その際は、内容と費用を事前にご説明し、ご同意をいただいてから行います」と記載されています。
羽曳野でしみる症状を相談したいとき、どう予約すればいいですか?
初めての方はWEBの初診予約から、これまでに受診されたことがある方はお電話からご予約いただけます。急いで相談したい場合は、まずお電話でご相談ください。
加藤総合歯科・矯正歯科(大阪・羽曳野)の公式サイトのトップページには初診専用のWEB予約があり、空いている日時を選んで申し込む形式です。再診の方については「再診の患者様は お電話にて承ります」とご案内しています。WEBの枠が埋まっている日は、予約カレンダーに「医院まで直接お電話ください。」と表示されます。
また、予約ウィジェットには「※救急対応がある場合は 少しお待ちいただくことがあります。」との注記があります。お時間に余裕をもってお越しください。
受診の流れ(しみる症状のご相談)
受診までの流れは、次のとおりです。しみ方をメモして、予約を取り、当日は保険証をお持ちください。
1. いつ・何で・どのくらいしみるかをメモする(冷たいものか熱いものか、一瞬か持続するか、どの歯か、いつからか)。診察で伝えると原因を絞り込みやすくなります
2. 初めての方はWEBの初診予約で空き状況を確認して予約する(再診の方はお電話で予約)
3. WEBの枠が埋まっている日や、痛みが強くて急ぐ場合はお電話(072-957-2686)で相談する。急患枠についてもお電話でお問い合わせください
4. 受診当日は保険証(マイナ保険証)を持参し、近鉄古市駅から徒歩3分の医院へお越しください
※通常の診療は予約制です。緊急でない場合は、WEB初診予約またはお電話でご予約のうえご来院ください。
※救急対応がある場合は、少しお待ちいただくことがあります。
医院情報・アクセス
- 医院名: 医療法人えみは会 加藤総合歯科・矯正歯科
- 所在地: 〒583-0856 大阪府羽曳野市白鳥2-16-34
- 電話: 072-957-2686
- 診療時間: 月〜金 9:00-17:00/土 9:00-13:00(土曜は午前のみ)
- 休診日: 土曜午後・日曜・祝日
- 急な症状のご相談: 急患枠を設けています。ご来院の前に、必ずお電話でお問い合わせください。※救急対応がある場合は、少しお待ちいただくことがあります
- ご予約: WEB初診予約(初めての方)またはお電話。再診の方はお電話にて
- アクセス: 近鉄古市駅から徒歩3分。駐車場完備(4台)。バリアフリー対応
- 監修: 加藤 直之(歯科医師/医療法人えみは会 理事長)|最終確認日: 2026-08-29


