大人の歯がグラグラするのはなぜ?原因と受診の目安(大阪・羽曳野)

※本記事中の「」内は、実在の患者さんの発言ではなく、一般的な例として記載したものです。
大人の歯がグラグラするのは、どんなときですか?
大人の歯の揺れは、原因が一つではありません。歯を支える歯ぐきや骨の病気(歯周病)、歯の根のまわりの炎症、ぶつけた・割れたなどの外傷、被せ物や土台のゆるみが考えられ、どれに当たるかは検査で分かります。
加藤総合歯科・矯正歯科(大阪・羽曳野)の用語集では、歯の揺れを「動揺」と呼び、「動揺とは、歯科用語において、歯がぐらぐら動く状態のことをいいます」と説明しています。同じ項目には「歯槽膿漏や歯牙不完全脱臼になった場合などに起こることがあります」との記載もあります。
歯根膜炎の用語解説では、噛むと痛い・歯が浮く症状について「原因は、虫歯が根の先まで進んだ場合・歯周病が進んだ場合・その歯に強い力がかかっている場合の3つです」と整理しています。
揺れに気づいて不安になるのは自然なことです。ただ、揺れ方や見た目だけで原因を決めることはできません。以下では系統ごとに、状態と急ぐ目安を順にご案内します。
歯周病で歯が揺れるのは、どういう状態ですか?
歯を支えている歯ぐきと骨に炎症が及び、支えが弱くなっている状態が考えられます。歯周病の原因と進行についての記事では「歯周病とは、歯を支える組織(歯ぐきや歯槽骨など)に炎症が起こる病気」とご案内しています。
同じ記事には「主な原因は、歯と歯ぐきの間に溜まったプラーク(歯垢)に含まれる細菌です」との記載があり、「初期段階では「歯肉炎」と呼ばれ、放置すれば「歯周炎」へと進行します」「この進行は非常にゆっくりで痛みも少ないため、気付かないうちに進行してしまうのが歯周病の厄介な点です」と続きます。揺れは、炎症が骨まで及んでから気づかれることが多いとされています。
注意したいサインとして、同じ記事は「歯みがき時に出血する」「口臭が強くなる」「歯ぐきが下がって歯が長く見える」「歯が浮いたような感じがする」を挙げ、「これらのサインに気づいたら、早めに歯科医院でチェックを受けることが大切です」としています。揺れとあわせて心当たりがあれば、検査を受ける目安になります。
歯根膜炎の用語解説では、公的な自己チェックの資料を引いて、「硬いものが噛みにくい」「歯肉がときどき腫れる」「歯がグラグラする」に当てはまる場合は「歯科医療機関で検査を受ける必要がある」とご案内しています。揺れの背景に歯周病があるかどうかは、歯ぐきの検査とレントゲンで確かめます。
噛むと痛い・歯が浮く感じがするときは?(歯根膜の炎症)
歯の根と骨のあいだの薄い膜に炎症が起きると、噛むと痛い、歯が浮いたように感じる、といった症状が出ることがあります。用語解説では「歯の根と、それを支える骨(歯槽骨〔しそうこつ〕)のあいだには、歯根膜という薄い膜がはさまっています」と説明しており、この膜の炎症が歯根膜炎です。
歯根膜炎について、同じ解説は「自然に治まるのを待つ種類の症状ではありません」と明記し、「痛みがいったん引くことはありますが、それは原因がなくなったという意味ではないためです」と続けています。「症状の軽さが、内側で起きていることの軽さと一致するとは限りません」との記載もあります。
詳しくは「歯根膜炎とは|噛むと痛い・歯が浮く症状と、歯科での治し方」をご覧ください。
ぶつけた・硬いものを噛んだあとに揺れ始めたときは?(外傷・根の破折)
ぶつけた、硬いものを噛んだ直後に揺れ始めた歯は、歯を支える組織が傷んでいたり、歯の根にひびが入っていたりすることが考えられます。用語集が挙げる「歯牙不完全脱臼」は、ぶつけたことで歯の位置がずれた状態を指す言葉です。
根にひびが入る(破折する)と、揺れのほかに噛んだときの痛みや歯ぐきの腫れが出ることがあり、通常のレントゲンでは見えにくい場合があるとされています。歯ぐきの腫れの記事では「加藤総合歯科・矯正歯科(大阪・羽曳野)には歯科用CTがあり、通常のレントゲンではわかりにくい歯や顎の病巣の確認に用いています」とご案内しています。
ぶつけた直後は落ち着いているように見えても、あとから変化が出ることがあるとされています。緊急の症状がある方へのページでは、症状の例に「転倒やけがで歯が折れた・抜けた・ぐらぐらする」を挙げています。ぶつけて揺れ始めたときは、様子を見るより先にお電話でご相談ください。
揺れている歯を、自分で押したり揺らしたりしてもいいですか?

おすすめしません。揺れを確かめようとして指や舌で押すと、傷んでいる組織にさらに力がかかります。歯根膜炎の解説でも、自分でできることとして「その歯で強く噛まない」「患部を舌や指で押さない」を挙げています。
自分で固定する、接着剤でとめる、揺れる歯を自分で抜こうとする、といった処置は避けてください。受診までは、その歯で硬いものを噛まず、歯みがきはやさしく続けてください。
揺れが変わらない、揺れが強くなってきた、噛むと痛む、歯ぐきが腫れた・膿が出た、のいずれかがあれば受診の目安です。腫れや膿を伴うときの対処は「歯ぐきが腫れた・膿が出たとき、どうすればいい?応急の対処と受診の目安」をご覧ください。
受診すると、何を調べて、どう決まりますか?(検査→相談)
お話をうかがい、検査で原因を確かめてから、治療の進め方を相談して決めます。歯根膜炎の解説では「原因を決めないと治療が決まらない」としたうえで、「一般的には次の検査を組み合わせます」として、レントゲン撮影、打診(軽く叩く検査)、歯周ポケットの検査、歯の神経の反応を見る検査、噛んだときの当たり方の確認を挙げています。
歯周病の原因と進行についての記事には、歯科医院で確認する項目として「歯ぐきの状態(出血や腫れの有無)」「歯周ポケットの深さ」の記載があります。歯ぐきの腫れの記事では「まずお話を伺い、レントゲンなどの検査で腫れや膿の原因を確かめたうえで、治療方針・期間・費用等をご説明してから治療を始めます」とご案内しています。
治療は原因によって変わります。歯周病の治療、歯の根の治療、噛む当たりの調整などの選択肢が、原因に応じて検討されます。用語集には、揺れていない隣の歯と「連結固定する」方法の記載もあります。どれを選ぶかは検査の結果と相談で決まり、記事だけで判断できるものではありません。「治療の内容・期間・回数は症状により異なり、材料や治療方法によっては保険が適用されず、自費診療となる場合があります」との記載もあります。
揺れている歯の相談に、保険は使えますか?
使える場合があります。「自由診療と保険診療の違い」のページでは、保険内治療メニューの一つとして「歯周病予防」が挙げられています。歯ぐきの腫れの記事にも「歯周病治療は保険内でも行っています」との記載があります。
同じページには「※症状・治療により、保険外(自由診療)のみのご提案となる場合がございます。」との記載もあります。どちらになるかは原因と選ぶ方法によって変わります。内容と費用の見通しは、ご説明の際にご確認ください。
羽曳野で相談したいときは?急に揺れが強くなった・腫れたときは?
落ち着いているときは、ご予約のうえでご相談ください。初めての方はWEBの初診予約から、受診されたことがある方はお電話からご予約いただけます。予約カレンダーには「再診の患者様はお電話にて承ります」とのご案内があり、WEBの枠が埋まっている日は「医院まで直接お電話ください。」と表示されます。
急に揺れが強くなった、腫れてきた、ぶつけて揺れ始めたときは、先にお電話ください。緊急の症状がある方へのページでは「急患枠を設けております。ご来院の前に、必ずお電話でお問い合わせください。」とご案内しています。「予約なしでの当日のご来院は、可能な限りお避けいただいています」「ただし、緊急の場合はやむを得ないものとしてお受けしています」との記載です。
同じページには「当日は基本的に応急処置のみとなります。当日にはお受けできない処置がかなりあります(例: 親知らずの抜歯など)」「混雑しているときはご予約の方が優先となるため、お待ちいただく場合があります」との案内もあります。受診されたその日に、原因の治療まで進むとは限りません。
受付時間外は「お住まいの地域の休日・夜間の歯科救急窓口をご利用ください」とご案内しています。「息が苦しい・口が開かない・水が飲み込めない・大量の出血が続く・意識がはっきりしないなど、生命に関わるおそれがある症状の場合は」、医院へ電話せず「ただちに救急(119番)にご連絡ください。」との記載もあります。
受診の流れ(歯の揺れのご相談)
受診までの流れは、次のとおりです。気になっていることをメモして、予約を取り、当日は保険証をお持ちください。
1. 気になっていることをメモする(いつから揺れるか、きっかけ、噛むと痛むか、出血や腫れの有無)
2. 初めての方はWEBの初診予約で空き状況を確認して予約する(再診の方はお電話で予約)
3. 急に揺れが強くなったとき、ぶつけたとき、WEBの枠が埋まっている日はお電話(072-957-2686)でご相談ください
4. 受診当日は保険証(マイナ保険証)を持参し、近鉄古市駅から徒歩3分の医院へお越しください
※通常の診療は予約制です。緊急でない場合は、WEB初診予約またはお電話でご予約のうえご来院ください。
※救急対応がある場合は、少しお待ちいただくことがあります。
医院情報・アクセス
- 医院名: 医療法人えみは会 加藤総合歯科・矯正歯科
- 所在地: 〒583-0856 大阪府羽曳野市白鳥2-16-34
- 電話: 072-957-2686
- 診療時間: 月〜金 9:00-17:00/土 9:00-13:00
- 休診日: 土曜午後・日曜・祝日
- ご予約: WEB初診予約(初めての方)またはお電話。再診の方はお電話にて。※救急対応がある場合は、少しお待ちいただくことがあります
- アクセス: 近鉄古市駅から徒歩3分。駐車場完備(4台)。バリアフリー対応
- 監修: 加藤 直之(歯科医師/医療法人えみは会 理事長)|最終確認日: 2026-09-12


