歯が欠けた・割れたときはどうする?応急の対処と受診の目安(大阪・羽曳野)

※本記事中の「」内は、実在の患者さんの発言ではなく、一般的な例として記載したものです。
歯が欠けた・割れたとき、まず何をすればいいですか?
落ち着いて、欠けたところを触らず、できるだけ早く歯科に連絡することです。加藤総合歯科・矯正歯科(大阪・羽曳野)の「歯が抜けたときの対応法」の記事では「一刻も早く歯医者さんに行ってください」「とにかく冷静に対応することを心がけてくださいね」とご案内しています。
コラムの用語解説では、歯牙破折について「外力によって歯の表面や根元が欠けてしまったり、折れたりしている歯を指します」と説明しています。角が少し欠けた場合から根まで割れている場合まで、同じ言葉で呼ばれます。
しないほうがよいことは、次の点です。
1. 欠けたところを舌や指で触ったり、押したりしない
2. 欠けたところを自分で削ったり、やすりで整えたりしない
3. 破片や取れたものを、接着剤でつけない
欠けた面は鋭くなっていることがあり、舌や唇に当たって傷つくことがあります。接着剤については、詰め物が取れたときの記事で「市販の接着剤でつけ直すのも避けてください。」とご案内しています。歯そのものが欠けた場合も同じです。
その場でしたほうがよいことは、口の中が汚れていれば水で軽くすすぐこと、破片や抜けた歯を捨てずにとっておくこと、欠けた側で硬いものを噛まないことです。「歯が抜けたときの対応法」の記事には「事故や怪我のあと、口の中が砂などで汚れている場合は水でよくすすいで下さい。」との記載があります。
欠けた破片や、抜けてしまった歯はどうすればいいですか?

捨てずに、乾かさないようにして受診時に持っていってください。破片や抜けた歯は、捨てずに乾かさないで持っていくと、そのあとの選択肢が残ります。
抜けてしまった歯については、よくある質問に「抜けた歯をもう一度抜けた所に植え込むことができます。」との記載があり、「抜けた歯は清潔にして牛乳の中、また、お母さんのお口の中(唾液の中)に入れて歯科医院に持っていきましょう。」とご案内しています(6歳のお子さんの前歯についてのご質問の中の記載です)。「歯が抜けたときの対応法」の記事でも「抜けた歯は乾燥しないように」としたうえで、汚れは「そっと洗ってください」「決してゴシゴシ洗わないこと」と書かれています。
根の表面をこすったり、ティッシュに包んで乾かしたりしないでください。同じ記事には「歯が抜けてしまってもしっかりと対応すればもとにもどせる可能性があります」とありますが、「ほとんどの方がパニックになって歯の保存状態が悪く残せない時もあります」とも書かれています。戻せるかどうかは歯の状態と時間で変わりますので、できるだけ早く受診してください。
血が出ている・痛みが強いときはどうすればいいですか?
清潔なガーゼやハンカチで押さえて止血し、痛みが強いときや血が止まらないときは、先にお電話で相談してください。大量の出血が続くときは、ただちに救急(119番)にご連絡ください。「歯が抜けたときの対応法」の記事では「出血がある場合はハンカチやガーゼで止血してください」とご案内しています。
緊急の症状がある方へのページでは、急患の症状の例として「転倒やけがで歯が折れた・抜けた・ぐらぐらする」「抜歯後などの出血が止まらない」を挙げ、「応急処置ができるかどうかは症状と当日の状況によります。まずはお電話でご相談ください。」としています。
「息が苦しい・口が開かない・水が飲み込めない・大量の出血が続く・意識がはっきりしないなど、生命に関わるおそれがある症状の場合は」、医院へ電話せず「ただちに救急(119番)にご連絡ください。」との記載もあります。
痛くないので、しばらくそのままにしてもいいですか?
痛みがないことと、歯が無事であることは同じではありません。欠けた面やひびから虫歯が進んだり、割れが広がったりすることがあるため、痛くなくても早めの受診をおすすめします。
歯ぎしり・食いしばりについての記事には「歯にヒビが入るとそこから虫歯菌が入り込んで虫歯の原因になります。」との記載があります。
用語解説では「一度強打してしまった歯は症状が複雑で」としたうえで、「その後も年単位で経過を見ていかないといけません」と書かれています。神経の処置を受けた歯は痛みを感じにくいことがあり、痛みの有無だけでは中の状態は分かりません。
欠けた歯は、元どおりになりますか?
欠けた大きさと深さ、神経まで達しているか、根まで割れているかで変わり、検査で決まります。見た目だけでは、どこまで割れているかは分かりません。
用語解説には「折れている場所が深く、神経が飛び出している、息をするだけでもしみる、ひどい痛みを伴う、などの場合は神経の治療が必要であり、経過次第で様々なケースがあるのでそれに合わせて治療方法を変えていかなければいけません。」との記載があります。小さな欠けは形を整えたり詰めたりして戻すことがあり、大きく欠けた場合は被せ物で補うことがあり、根まで割れている場合は残せないことがあります。どの方法になるかは、検査の結果をふまえてご説明します。
元どおりになるかどうかは、検査で決まります。神経に達している場合の進み方は「歯の神経を抜くと言われたら?抜く前に確かめたいことと、根の治療の進み方」をご覧ください。
費用については、緊急の症状がある方へのページに「応急処置は保険診療で行います。保険証(マイナ保険証)をお持ちください。」との記載があります。「自由診療と保険診療の違い」のページには「※症状・治療により、保険外(自由診療)のみのご提案となる場合がございます。」との記載もあります。
詰め物が取れたのか、歯が欠けたのか、見分けはつきますか?
取れたものがひとかたまりで、歯の側に詰め物の形のくぼみが残っていれば詰め物の可能性がありますが、詰め物と歯の両方が同時に欠けることもあり、自分では判断しきれません。
詰め物が取れたときの記事では「取れたものを持参いただくと、外れた原因の確認や、再装着できるかどうかの判断の材料になります。」とご案内し、受診までの過ごし方として「取れた側でかたいものを噛むのは避け、歯磨きはやさしく続けてください。」と書かれています。詳しくは「詰め物・被せ物が取れたらどうする?自分で戻してよいか・放置のリスク・受診までの注意点」をご覧ください。
欠けやすい歯には、何か理由がありますか?
歯ぎしりや食いしばりで強い力がかかっている歯、神経の処置を受けた歯、大きな詰め物が入っている歯は、欠けやすいと考えられています。原因は歯科医師が検査で判断します。
歯ぎしり・食いしばりについての記事では「強い力によって歯にヒビが入る、欠ける、割れるなど、歯が壊れてしまいます。」とご案内しています。神経についての記事には「神経を抜いた歯は、水分や栄養が届きにくくなり、時間が経つと割れやすくなることがあると言われています。」との記載があります。
噛む力が一部の歯に偏っていると、その歯に負担が集まりやすくなります。大きな詰め物が入っている歯は、残っている歯の壁が薄くなっています。繰り返し欠けるときは、欠けた歯に限らず、噛み合わせ全体を見て原因を探すことになります。
羽曳野で急いで診てほしいときは、どうすればいいですか?
急に欠けたときは、先にお電話ください。緊急の症状がある方へのページでは「急患枠を設けております。ご来院の前に、必ずお電話でお問い合わせください。症状とご来院可能な時間をうかがい、当日のご案内が可能かどうかをお伝えします。」とご案内しています。
同じページには「予約なしでの当日のご来院は、可能な限りお避けいただいています」「ただし、緊急の場合はやむを得ないものとしてお受けしています」との記載があります。「当日は基本的に応急処置のみとなります。当日にはお受けできない処置がかなりあります(例: 親知らずの抜歯など)」「なお、症状や当日の混雑状況によっては、当日はお受けできず、日を改めてのご案内となる場合があります」「混雑しているときはご予約の方が優先となるため、お待ちいただく場合があります」との案内もあります。
受付時間外は「お住まいの地域の休日・夜間の歯科救急窓口をご利用ください」とご案内しています。妊娠中の方は「妊娠中に歯医者へ行っても大丈夫?受診に適した時期と、レントゲン・お薬の考え方」もあわせてご覧ください。
落ち着いているときは、ご予約のうえでご相談ください。予約カレンダーには「再診の患者様はお電話にて承ります」とのご案内があり、WEBの枠が埋まっている日は「医院まで直接お電話ください。」と表示されます。
受診の流れ(歯が欠けた・割れたときのご相談)
受診までの流れは、次のとおりです。破片や抜けた歯は乾かさないように用意し、当日は保険証をお持ちください。
1. いつ、どのように欠けたか、痛みやしみる感じの有無、破片の有無をメモする
2. 急ぐときはお電話(072-957-2686)で、症状と来院できる時間を伝える
3. 急がないときは、初めての方はWEBの初診予約で空き状況を確認して予約する(再診の方はお電話で予約)
4. 受診当日は保険証(マイナ保険証)と、破片や取れたものを持参し、近鉄古市駅から徒歩3分の医院へお越しください
※通常の診療は予約制です。緊急でない場合は、WEB初診予約またはお電話でご予約のうえご来院ください。
※救急対応がある場合は、少しお待ちいただくことがあります。
医院情報・アクセス
- 医院名: 医療法人えみは会 加藤総合歯科・矯正歯科
- 所在地: 〒583-0856 大阪府羽曳野市白鳥2-16-34
- 電話: 072-957-2686
- 診療時間: 月〜金 9:00-17:00/土 9:00-13:00
- 休診日: 土曜午後・日曜・祝日
- ご予約: WEB初診予約(初めての方)またはお電話。再診の方はお電話にて。※救急対応がある場合は、少しお待ちいただくことがあります
- アクセス: 近鉄古市駅から徒歩3分。駐車場完備(4台)。バリアフリー対応
- 監修: 加藤 直之(歯科医師/医療法人えみは会 理事長)|最終確認日: 2026-09-12


